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建築の言葉が紡がれて、静かな時間がそこにあるようです。
先日は所用でさいたま市の浦和へ。帰りに以前からずっと訪れてみたいと思っていた別所沼公園にある「ヒヤシンスハウス」に立ち寄りました。 詩人にて建築家であった立原道造がスケッチだけを残した建物(1938年頃)が、後年この詩人を愛する人々によって実現されたとのこと。この建築のそこかしこに、立原が夢見た空間が立ち現れるきっかけがあるように思いました。とても魅力的です。 詩人が言葉と言葉をつなぎそこに空間をつくりだしていくように、立原は部位や素材や色や光といった建築の言葉をゆるやかにつないで、そこに独特なヴィジョンや空間や、穏やかな時間を紡ぎだそうとしたのでしょう。 雨戸にあいた十字型の切込みからうっすらと光がにじみだしています。 祈りの空間でもあるように感じました。 個人的には、自分の若い友人に見てほしいと思いました。 残念ながら今回訪れた日は開館日ではなかったので、内部や雨戸が開いた様子を見ることが出来なかったのですが、週何日かは案内の方がいらして説明をしてくれるようです。次回は是非その日にいきたいですね。 詳しい案内はこちら ヒアシンスハウスの会のHPで
by prospect-news
| 2016-02-09 10:36
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