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何かが変わろうとしている、そんなことを考えさせるビデオです。
ロンドン在住のシンガー・ソングライター、ルーシー・ローズ(Lucy Rose)が、エージェントやプロモーターの忠告を振り切って、中南米大陸の8カ国を2ヶ月間ホテルには一切滞在せず、フェイスブックなどを通じて連絡をとりあった熱心なファンの家に泊まりながら、彼らがブッキングした会場で無料のライブパフォーマンスを行ない、招いたファンやその家族、現地の人々や風景と出会う。二度と出来ないかもしれないチャレンジングな旅が、彼らのなかの何かを変えてゆく、そんなロードムービーです。 私を理解しているのは私の音楽の世界に飛び込んでくれた人たちです。 私の音楽こそ私自身だから、私のファンでいてくれる人はありのままの私を求めます。それでいいのだということをこの旅で確認できました。 私の音楽を愛する人たちと共に時間を過ごす。 シンプルで大切なことです。 (字幕から引用) すごく素敵なことだし、とても強いものだとも思います。 そして誰にでもできることではない、とも思います。 ルーシー・ローズとファンたちの姿は、現代的でグローバルな同時性を伴ったコミュニケーションと、素朴で荒削りでダイレクトな個別性に基づいたコミュニケーションが重ねあわされることで実現した、ある限られたコミュニティーの姿なのかもしれません。 しかし、ほんの数日の間かもしれないけれど、それまで実際に会ったことがなかった人びとが、音楽を介して出会い、それぞれの心のうちに強い印象を残し、それがそれぞれの人生の何かを変えていくことになったのです。 これこそが希望と呼ぶべきものなのかもしれません。 このビデオは、そういう意味でとても深く考えさせられるものでした。 是非皆さんにもみていただきたい、そう思います。 ※画像は Lucy Rose - Something's Changing からキャプチャーしたものです。
by prospect-news
| 2017-11-19 18:38
| 音楽
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