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昨日は、ワタリウム美術館で開催されている、「ルイス・バラガン邸をたずねる」に行って来ました。
基本コンセプトはバラガン邸を東京に持ち込むというものなのでしょう。このアイデアをもとにバラガン邸とワタリウム(M・ボッタ設計)をスーパーインポーズさせ、両者の意味を多義的にすることによって、バラガンの建築の意義を東京で考えてみようということなのでしょうか。 展示では、いくつかのバラガン邸の部屋が、現地から持ち込まれた家具や骨董品などによって部分的に再構成されています。そしてバラガン邸についてのビデオとその他の作品のビデオが流されていました。 ビデオはなかなかよかったです。ビデオのBGMなのか、館内のBGMなのか、メキシコらしい?音楽の中でみるバラガン邸には、普段本などでみるバラガン邸の写真とは違った趣がありました。 でも、なにか途中がバサッと抜け落ちたような感じ、とでもいう感想も残りました。 パーツや部分の構成、そしてそれらしい光の導入ということをやっても、空気感あるいは雰囲気とでもいうのでしょうか、これは想像ですが、きっとバラガンが大切にしていたんじゃないかなと思う部分は持ってこれなかった・・・。 自分ならどうこの展覧会を構成するか、と考えさせられる展示でした。 実際にバラガン邸を訪れたことのある人たちはどう感じているのでしょう?
by prospect-news
| 2009-09-12 14:41
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