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M・ベリーニの街角に誘い込まれた午後に思ったこと。
先日は所用で五反田の東京デザインセンターへ。 建材や家具のショールームなどが入っている建物です。設計はM・ベリーニ。竣工は1991年です。 敷地形状が特殊な故の不思議な平面計画の建物ですが、表通りの喧騒から静かな反対側へとぬけるガレリア大階段と呼ばれる部分が、独特な雰囲気を醸し出しています。デ・キリコが描くようなシュルレアリスムの街角が五反田の街に挿入されています。 全体を見れば少々過剰な部分もありますが、場の作り方や街との繋げ方、そしてそこに別の時の流れを挿入する方法など、都市の建築の一つのあり方として強い魅力を感じます。 2001年にベリーニがdriadeの家具のプロモーションで来日した際には、「新建築2002年2月号」誌上で友人と一緒にインタビューを行ないました。 今読み返してみても、とてもエキサイティングで同時に現代的な内容ではないでしょうか。「今回の来日で一番興味深いインタビューだった」と彼自身にコメントされたことを覚えています。 参照:マリオ・ベリーニへのインタビュー そんなことを思い起こした午後でした。
by prospect-news
| 2012-08-25 21:38
| 随想
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