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もはや物事の全貌など、どこにもないのでしょうか。 すっきりしないお天気が続く。 例年以上に梅雨の雨空が気になってしまう。そんな空模様。 新国立競技場の工事が進んでいる様子がメディアで伝えられている。 数年前のあの狂騒はどこへ行ってしまったのだろう。 いつだったかこの工事現場の近くを歩いたときに、ちらっと建物の間から新しい競技場が見えたのだけど、きっとそれはごくごく一部であって、その全貌を見通すことはきっとできない、そういう建築であり、そういう問いかけだったのだろうとも思う。 これに正面切って向かい合おうとしても、暖簾に腕押し。それがわかっている人たちはこちら側でもあちら側でも、自覚的に道化の役割を買って出ている。 もはや物事の全貌を知ることは不可能になりつつある・・・、神宮の杜に生まれつつある巨大なブラックホールは、そんな現代の「建築」や社会の変化をのみ込みながら成長し、ひとときの祝祭の日々を待っているのかもしれない。 さて、どうしたものでしょう? 画像: 2019/05/19に法政大学市ヶ谷キャンパスで行われた 法政大学江戸東京研究センター磯崎新特別講演会での配布物から
by prospect-news
| 2019-07-07 09:46
| 随想
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