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横須賀の家 追浜 一年検査を終えて思うことなど。 先日は横須賀の家 追浜の一年検査でした。 施工を担当した建設会社さんに同行してきました。 暮らし始めて約一年。家具なども増えて、日々を楽しみ、そしてこの家と仲良くしている様子がうれしかった。 この家の計画に際してなかなか難しかったのは、実は一階の洗面・浴室・洗濯室と他の部屋との関係でした。この横須賀の家 追浜の洗面脱衣室は5帖の広さがあります。作業スペースのある洗面台の脇に洗濯機を置き、さらにその脇に室内物干し場を設けました。そこに隣接して浴室とトイレがあります。 建て主さんご夫婦はお二人とも仕事を持っているため、普段はとても忙しい。その中でこの広い洗面室が大活躍しているそうです。設計途中ああでもない、こうするとこうなる・・・など、幾案も建て主さんと私たちとで検討を繰り返した部分です。その結果が彼らの生活を心地よいものにするための重要な位置を占めていると聞き、よかったなと思うのです。 家は買うものではなく、作り上げ育ててゆくものだと私たちは考えています。家自体が生きてゆくのはまさにこれからなのですが、そんなこの家の工事過程の記録をこのブログでも書いていましたので、以下にまとめておくことにしました。 ●まわりとなじみながら、同時にそこをゆっくりと変えていく https://ppcanews.exblog.jp/31291795/ ●焼杉の味わい、工業製品の均質さ、それらが同時に https://ppcanews.exblog.jp/31074695/ ●能登仁行和紙の壁は物質そのもの https://ppcanews.exblog.jp/31014892/ ●ひとがつくるもの、その穏やかさと清々しさ https://ppcanews.exblog.jp/30945291/ ●過程を共に過ごすこと https://ppcanews.exblog.jp/30815021/ ●しっかりと記憶に残したと https://ppcanews.exblog.jp/30722986/ ●静かにその朝を待っている https://ppcanews.exblog.jp/30685554/ ●丁寧に計画し設計すること https://ppcanews.exblog.jp/30633877/ ●家や建築をつくる過程を大切にしたい https://ppcanews.exblog.jp/30499001/ 出来上がってしまうと見えなくなってしまい、忘れてしまいがちですが、実は今ここにあるものは、こういった見えない部分での設計や配慮や構造や関係者の関りによってできていること、大切にしたいと思うのです。
by prospect-news
| 2021-05-07 10:18
| 計画
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